太陽光発電モジュール直並切替の最適化ベンチマーク問題 (Ver. 2)
この問題はある時刻についての問題となります。複数時刻のデータを用いた最新版は P6-3 (Ver. 3)をご覧ください。
問題概要
太陽光発電システムでは,図1に示すように,太陽光発電モジュール数十枚から数千枚を直列に,あるいは並列に接続し,PCS(パワーコンディショナー)で交流に変換する。太陽光発電モジュールの発電量は,特性のバラつきや影などの影響によってかならずしも均一ではなく,最大電力を発電することができない。本問題は,できるだけ多くの発電量を得るために,モジュール間の配線を動的に再構成する際のモジュールの直列並列配置と電流・電圧量を決定する問題である。
本問題では,54モジュール,9層(並列接続されたモジュールの組)の最適化問題を提供する。
定式化については,文献[1]を参考にされたいが,本ページで公開しているコードは文献[1]の定式化と少し異なる記号と定式化を用いている。詳細については, こちら (PDF) を参考にされたい。
図1:太陽光発電モジュール直並切替装置と接続イメージ(文献[1]から引用)
問題の部類・規模
- 問題のクラス:非線形混合整数計画問題
- 決定変数の数:116(連続:63,離散:53)
- 不等式制約条件数:164(線形:164,非線形:0)
- 等式制約条件数:63(線形:9,非線形:54)
Known Feasible Solutions
解法 |
目的関数値 |
制約違反 |
文献 |
報告者 |
解 |
合計値 |
許容量 |
Tabu Search(離散変数)+ SQP(連続変数) |
5159.29515 |
3.73 × 10-11 |
1.0 × 10-10 |
[1] |
T. Hayashi |
解† |
†取得したファイルを解凍し,ソースコード内の「P6_solution_x.txt」,「P6_solution_y.txt」と差し替えて下さい。
ソースコード
参考文献
[1] |
T. Hayashi: "The series-parallel switching of photovoltaic modules, and mixed integer programming", Proc. of the first IEEJ International Workshop on Sensing, Actuation, and Motion Control (SAMCON2015), IS1-3 (2015) |
更新履歴
- Nov. 19th, 2015: 文献[1]に基づいたソースコードを公開。
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