太陽光発電モジュール直並切替の最適化ベンチマーク問題 (Ver. 3)
太陽光発電システムでは,図1に示すように,太陽光発電モジュール数十枚から数千枚を直列に,あるいは並列に接続し,PCS(パワーコンディショナー)で交流に変換する。太陽光発電モジュールの発電量は,特性のバラつきや影などの影響によってかならずしも均一ではなく,最大電力を発電することができない。本問題は,できるだけ多くの発電量を得るために,モジュール間の配線を動的に再構成する際のモジュールの直列並列配置と電流・電圧量を決定する問題である。
本問題では,54モジュール,9層(並列接続されたモジュールの組)の最適化問題を提供する。
定式化については,文献[1]を参考にされたいが,本ページで公開しているコードは文献[1]の定式化と少し異なる記号と定式化を用いている。詳細については,
こちら (PDF) を参考にされたい。
本バージョンでは,文献[2]にしたがって,1分刻み8日分の時系列データを用いた11,520パターンのモジュール最適化問題を提供する。